「台風9号はいつ、どこに直撃するのか」という最大の関心事に対し、現段階での気圧配置とアンサンブル平均から導き出される最警戒期間は「2日後の未明から翌々日の日中にかけて」です。
現在、太平洋高気圧の勢力が本州の南東沖に居座っており、台風はこの高気圧の西の縁に沿って北上を続けています。この高気圧の勢力がわずかでも西へ張り出せば四国・近畿方面へ、逆に東へ後退すれば関東直撃または三陸沖へ抜ける進路となります。現時点では、高気圧の西側の谷筋をなぞるように東海から関東甲信越地方を直撃する可能性が最も濃厚です。
特に注視すべきは、台風が陸地に接近する前の段階から発生する「先行降雨」です。台風の中心から500キロ以上離れていても、南からの暖湿気が前線に流れ込むことで、上陸の12〜24時間前から記録的な大雨が降り始めます。「まだ台風が遠いから大丈夫」という油断が、過去の台風災害でも逃げ遅れの最大の要因となってきました。