どれほど慎重に進めていても、アレルギー反応が出現する可能性をゼロにすることはできません。万が一の事態に備え、現れる症状のパターンと受診の目安を正しく把握しておくことが肝要です。
即時型症状と非即時型(遅発型)症状の違い
- 即時型反応(食後数分〜2時間以内):最も典型的なアレルギー症状です。口の周りや目の周りの赤み、全身の蕁麻疹、皮膚の痒み、くしゃみ、鼻水などが現れます。
- 非即時型反応(食後数時間〜翌日):食後しばらく経ってから、下痢、頻回の嘔吐、血便、あるいは全身の湿疹の悪化といった形で現れることがあります。
小児科を受診すべきタイミングの判断基準
症状の重症度に応じて、保護者は以下のように冷静に対処する必要があります。
- 【経過観察・一般診療時間内に受診】:口の周りが少し赤くなっただけで、本人は機嫌よく遊んでおり、30分程度で赤みが引いていく場合。写真をスマートフォンで撮影した上で、次回の健診やかかりつけ医の一般診療時に相談してください。
- 【当日中に速やかに受診】:身体の広範囲に蕁麻疹が広がっている、激しく痒がる、1〜2回嘔吐したものの意識は清明で水分が取れている場合。
- 【直ちに救急車を呼ぶべき危険な兆候(アナフィラキシー)】:
- 呼吸がゼーゼー・ヒューヒューして息苦しそうにしている
- 顔色が明らかに蒼白で、ぐったりして視線が合わない
- 短時間の間に何度も連続して激しく嘔吐を繰り返す
- 声がかすれ、唇や爪が紫色(チアノーゼ)になっている
予期せぬアレルギー反応に迅速に対応するためにも、卵を初めて食べる日や増量する日は、「平日の午前中(かかりつけの小児科が開院しており、午後の診療にも駆け込める時間帯)」を選ぶことを徹底してください。