ネット上の陸上コミュニティや掲示板では、「県選手権で優勝すれば無条件で国体(国スポ)代表になれる」という誤解が散見されます。しかし、国体選考会としての陸上競技には厳格な選考基準が存在し、県選手権の優勝者であっても、派遣標準記録や直近の主要全国大会(インカレ、日本選手権、インターハイ等)での実績、チーム編成上のバランスなどを総合的に考慮して最終決定が下されます。
また、「高校生や一般選手が実業団選手に勝つのは不可能」という思い込みも事実とは異なります。県選手権が開催される初夏から夏場は、実業団選手にとって調整期や疲労蓄積の時期にあたる一方、高校生にとってはインターハイに向けた仕上がりのピークと重なるケースがあります。こうしたコンディションの差異により、高校生が日本代表経験者を押さえて先頭でゴール板を駆け抜けるような大金星が実際に何度も記録されてきました。