「現金をそのまま渡すのは味気ないのではないか」と躊躇する人もいるかもしれない。しかし、新築直後の施主の本音を明かすなら、圧倒的に喜ばれるのはやはり現金や商品券だ。引っ越しにはカーテンの新調、家具の買い替え、自治会費の支払いなど、予期せぬ出費が重なる。自由に使える現金は、何よりの助けとなる。
一方で、品物を贈るメリットも存在する。思い出に残る点や、形として手元に残る点は品物ならではの魅力だ。もし品物を選ぶのであれば、相手のリクエストを直接聞くのが鉄則である。「何か欲しいものはある?」とオープンに尋ね、型番指定でリクエストをもらうくらいの割り切りが、兄弟間ではむしろ喜ばれる。
現金の味気なさと品物の重さを相殺する折衷案として、近年人気を集めているのがカタログギフトだ。実用的なキッチン家電からインテリア雑貨まで選べるカタログは、施主が本当に必要なものを自分のタイミングで注文できるため、双方にとってストレスのない選択肢と言える。