舌なめずり皮膚炎が数週間から数ヶ月にわたって「なかなか治らない」と嘆く人の多くは、無意識のうちに悪化要因を作り出しています。特に注意すべきNG行動を整理しました。
第一に挙げられるのが、刺激の強いリップクリームやハンドクリームの塗布です。荒れた口元を治そうと、メントール配合のスーッとするリップや、香料・防腐剤が多く含まれた高機能コスメを塗り込むケースが散見されます。すでにバリア機能が破壊された皮膚にとって、これらの成分は強烈なアレルゲンや刺激物となり、接触皮膚炎を併発させて症状を泥沼化させます。
第二の落とし穴は、食事後や洗顔後の強い摩擦です。食事の汚れを拭き取ろうとして、ティッシュペーパーやおしぼりで口元をゴシゴシ擦る行為は、再生しかけた脆弱な角質層を削り取る行為に他なりません。濡らした柔らかいコットンやガーゼで、優しく押さえるように汚れを吸い取ることが鉄則です。
さらに見過ごせないのが「睡眠中の無意識の舐め癖」です。起きている間は意識して我慢できていても、就寝中の乾燥や無意識のストレスによって舐めてしまい、朝起きると再び赤みがぶり返しているというケースが後を絶ちません。