2019年10月18日の早朝、JR品川駅の新幹線ホームに現れた髙山清司の姿は、全国の暴力団担当刑事に強烈な衝撃を与えました。首にコルセットを巻き、杖をつきながらも、周囲を鋭く睥睨する眼光の鋭さは服役前と何ら変わっていませんでした。それから時を経た2026年現在、髙山清司の年齢は78歳(1947年9月5日生まれ)を迎え、組織内での立ち位置は「相談役」的な長老ではなく、依然として実権を振るう「執行部の最高司令塔」であり続けています。
六代目組長である司忍(本名・篠田建市、1942年生まれ)が象徴的存在として君臨するのに対し、日々の盃事や人事、傘下団体の統制、信賞必罰の差配など、実働部隊のトップとして動くのが若頭の職務です。出所後の最新動向を検証すると、髙山は刑務所の門を出た直後から精力的に直系組長らと個別の面談を重ね、離脱していた勢力の切り崩しや傘下組織の再編を電光石火のスピードで断行してきました。
警察当局幹部が明かす取材証言によると、2026年現在の組織運営は、暴力団対策法や暴力団排除条例の極大化を受け、徹底した「地下潜行型」にシフトしています。髙山は弘道会総裁の肩書も併せ持っており、中核組織である三代目弘道会(竹内照明会長体制)を実質的な親衛隊および実動装置として機能させることで、六代目山口組全域に張り巡らせた権力基盤を磐石なものとしています。