テレビ朝日が推進するキャラクターマーチャンダイジングは、いまや従来の玩具や文房具といった枠組みを軽々と飛び越えている。アパレルブランドとのコラボレーションや、日常使いできる洗練されたライフスタイル雑貨へのシフトは、可処分所得を持つ大人のファン層を明確にターゲットにしたものだ。
成熟期を迎えた国内のアニメーション産業において、放映権料や広告収入だけに依存するビジネスモデルは転換を迫られている。IPそのものの価値を多角的に活用し、物販や体験型イベントを通じて継続的な収益を生み出すエコシステムの構築が急務だ。その最前線として機能する実店舗は、市場の生の反応を吸い上げる貴重なリサーチ拠点としての役割も兼ね備えている。