芸能界を震撼させた騒動の核心は、マネージャーの独断だったのか、それとも本人の指示が存在したのかという一点に集中した。江角自身は「マネージャーが勝手に行ったことであり、週刊誌の報道で初めて知った」と関与を一貫して否定。一方、長嶋側は大きな精神的ショックを受けながらも、法的な処罰感情を露わにするよりは、子どもの環境や家庭の安全を最優先に考えた大人の対応に徹した。
日本の芸能界において、所属タレントと個人マネジメントの距離感は時に極めて密接になる。かつて大手芸能事務所である研音に所属し、徹底した管理体制のもとでトップスターへと上り詰めた彼女が、独立や個人マネジメント主体の体制へ移行していく中で生じたガバナンスの緩みを指摘する声は少なくない。過剰な忠誠心や歪んだ義侠心が暴走を招いたのか、それとも表に出ない深層の対立があったのか。騒動の舞台裏には、ママ友コミュニティという閉鎖空間特有の同調圧力と、芸能人特有の孤立感が複雑に絡み合っていた。