竹中半兵衛の鮮烈な生き様は、大河ドラマをはじめとする数多くの歴史映像作品で描かれ、視聴者に強い印象を残してきました。
1996年の大河ドラマ『秀吉』で草刈正雄が演じた半兵衛は、冷徹な知性と静かな哀愁を漂わせ、世間に「白皙の貴公子軍師」のイメージを決定づけました。2014年の『軍師官兵衛』では谷原章介が好演し、岡田准一演じる若き官兵衛を厳しくも温かく導く師弟のような関係性と、松寿丸を命がけで匿う緊迫のシーンが放送当時、SNSや歴史コミュニティで大きな反響を呼びました。「早すぎる退場が惜しまれる」「半兵衛ロス」という言葉がトレンド入りした現象は、彼の劇的な最期がいかに現代人の心をとらえるかを如実に証明しています。
気になる竹中半兵衛の子孫の現在ですが、半兵衛の血脈は徳川の泰平の世を越えて現代までしっかりと受け継がれています。家系図を辿ると、半兵衛の嫡男・竹中重門は父の死後、関ヶ原の戦いにおいて当初西軍に属しながらも幼少期を共に過ごした黒田長政(松寿丸)の仲介で東軍に転じ、小西行長を捕縛する大功を立てました。
これにより竹中家は改易を免れ、江戸時代を通じて美濃国岩手(岐阜県不破郡垂井町)を領する「交代寄合(大名格の旗本)」として5,000石を領有し、明治維新まで存続しました。現在も岐阜県垂井町には竹中陣屋跡や菩提寺である瑞泉寺、竹中重治公の墓所が大切に守り継がれており、一族の末裔の方々が地域の歴史文化振興に関わり続けています。