しかし、この劇的な変化は歓迎すべき側面ばかりではない。あまりにも移動がスムーズになりすぎた結果、地上の商業エリアや従来の地下通路沿いにあった店舗への立ち寄りが激減しているのだ。歩行者が「ワープ」してしまうことで、寄り道という消費行動が失われつつある。
特に、改札外の飲食店や売店からは「通行量が目に見えて減った」と懸念の声が漏れる。都市の利便性を追求した結果、街の賑わいや偶発的な出会いが損なわれるのではないかという議論は、今後さらに活発化しそうだ。効率性と地域経済の共存という、新たな課題が浮き彫りになっている。