SNSや知恵袋などの飼い主コミュニティを調査すると、「パイナップルを美味しそうに食べた翌日に水様便になった」「口の周りを異常に痒がって床にこすりつけていた」というトラブル報告が散見されます。
動物病院の臨床現場でも、パイナップルによる消化器症状での受診は後を絶ちません。その原因の多くは「ブロメライン酵素による刺激」と「食物繊維・水分の過剰摂取」です。ブロメラインは人間でも舌がピリピリするように、犬のデリケートな口腔粘膜や胃粘膜を刺激します。特に胃腸がデリケートな犬の場合、適量以内であっても激しい下痢や嘔吐を引き起こすケースがあります。
また、子犬はいつからパイナップルを食べられるのかという疑問について、獣医師の見解は「生後6ヶ月〜1歳未満の成長期には一切与えるべきではない」で一致しています。子犬の消化器官は極めて未発達であり、酸味の強い果物や高濃度の酵素を受け止める耐性が整っていません。初めての果物は消化機能が完全に安定する成犬期以降まで待つのが鉄則です。