歯科医院やSNSで公開されている歯石除去のビフォーアフター画像を見ると、その変化の大きさに目を見張るものがあります。歯の根元や裏側にびっしりとこびりついていた黄褐色や黒褐色の沈着物が消え去り、歯並びの輪郭がくっきりと浮かび上がります。
歯石は、磨き残した歯垢(プラーク)が唾液中のカルシウムやリンと結びつき、約2〜3日で石灰化して硬化したものです。一度固まってしまうと通常の歯ブラシではビクともせず、表面がザラザラしているため、さらに新たな細菌や着色汚れ(ステイン・タバコのヤニ)を引き寄せる悪循環に陥ります。
歯石を除去することでもたらされる変化は、単に「歯が綺麗に見える」という審美的な枠にとどまりません。歯石そのものは死んだ細菌の塊ですが、その表面は無数の生きた歯周病菌の温床となって毒素を出し続けています。これらを一掃することで、口内細菌の総数が激減し、歯周組織にかかっていた慢性的な負荷を根本から断ち切ることができます。