猟友会を取り巻く構造的な問題として、避けて通れないのが担い手の深刻な高齢化と後継者不足です。
全国の狩猟免許所持者のうち、60歳以上が約6割を占め、現場を牽引するベテランハンターの平均年齢は65歳を超えています。体力や動体視力の衰えを感じながらも「地域の安全のため」と老体に鞭打って出動を続けているのが現状です。
若手ハンターの新規参入を阻む最大の障壁となっているのが、過酷な発砲責任の重圧です。市街地や住宅近接地域での銃猟は鳥獣保護法で厳格に規制されており、万が一の跳弾(弾丸の跳ね返り)による物的損害や人身事故が起きれば、すべての刑事責任・民事損害賠償が撃った本人に降りかかります。重い法的リスクと安すぎる報酬、高齢化による負担増が重なり、次世代のなり手が育たない悪循環が続いています。