ネットニュース等で頻繁に「ドラマ離れ」「視聴率大爆死」といった刺激的な見出しが躍りますが、フジテレビドラマの視聴率をめぐる実態は、指標の見方によってまったく異なる景色を見せています。
現代のドラマ視聴動向は、リアルタイムでテレビ受像機の前に座るスタイルから、スマートフォンやコネクテッドTVを通じたタイムシフト視聴へと完全に移行しました。特に注目すべきは、伝統ある月9ドラマ最新作をはじめとするプライム帯ドラマの配信実績です。リアルタイムの世帯視聴率が6〜8%程度で推移していても、TVerやFODにおける見逃し配信の合計再生数が歴代上位にランクインする作品が続出しています。
地上波放送とデジタル配信における指標の比較データは以下の通りです。
このように、フジテレビ見逃し配信FODやTVerでの再生回数は右肩上がりの成長を記録しており、単に「地上波の世帯視聴率が下がったから失敗」と断じる見方は、現代のデジタルメディア分析としては不十分であることが分かります。