冨永格の現在と朝日新聞失脚の真相|ナチス旗炎上が残した爪痕

冨永格の現在と朝日新聞失脚の真相|ナチス旗炎上が残した爪痕

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世間を震撼させた事件が起きたのは、安全保障関連法案を巡り国論が二分していた2015年8月2日のことでした。冨永格氏は自身の個人X(旧Twitter)アカウントにおいて、ハーケンクロイツ(ナチス・ドイツの党旗)を掲げたデモ隊の画像とともに、英語で次のようなメッセージを世界に向けて発信しました。

「東京で行われた極右のデモ。参加者たちは安倍首相と彼の保守政権を支持している」

この投稿は、あたかも日本の現職首相や保守政権の支持母体が組織的にナチス旗を掲げて街頭デモを行っているかのような印象を与えるものでした。しかし、添付された写真は実際には前年にヘイトスピーチ反対派や一部の過激団体が入り乱れた街頭活動の一幕であり、安倍政権や一般的な保守層とは一切無関係な集団の記録に過ぎなかったのです。

英語で発信されたこの虚偽情報は海外のネットユーザーや外国人特派員の間でも瞬く間に拡散され、ネット上では「日本の名誉を著しく棄損する悪質なフェイクニュース」「国際社会への悪意に満ちたプロパガンダ」と大炎上。同氏が実名アカウントのプロフィール欄に「朝日新聞特別編集委員」という肩書を堂々と記載していたことが、騒動を決定的なものにしました。

国内外からの抗議が殺到した結果、冨永氏は投稿を削除し、「写真は一般のデモ参加者とは無関係だった」と釈明・謝罪に追い込まれましたが、火消しには至りませんでした。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。