駅西口の風景を一変させている中心が存在する。それが、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)と小田急電鉄株式会社が共同で進める「新宿駅西口地区開発計画」だ。かつて西口の象徴だった小田急百貨店の跡地には、地上48階、高さ約260メートルに及ぶ超高層複合ビルが姿を現しつつある。
この計画の核心は、単なる超高層ビルの建設にとどまらない。東西の歩行者デッキによる回遊性の向上や、駅と街がシームレスにつながる大空間「グランドプラザ」の創出にある。鉄道会社2社による前例のない立体的な都市連携は、新宿駅特有の迷宮と揶揄された複雑な導線を解消する起爆剤として期待を集めている。