関西圏(大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・滋賀県・和歌山県)で日本テレビ系列の番組を放送しているのは読売テレビ(ytv)です。関西在住の方にとって「日テレ系の番組=10チャンネル」という認識は常識ですが、関東から転居してきた方からは「なぜ4番ではないのか」という疑問の声が上がります。
この番号差が生まれた背景には、アナログテレビ放送時代のチャンネル割り当てが深く関係しています。
1950年代から2011年まで続いたアナログ放送時代、関東では日本テレビが「4ch」を使用していました。一方で関西エリアでは、TBS系列の毎日放送(MBS)が「4ch」を、日本テレビ系列の読売テレビが「10ch」をそれぞれ親局の周波数として使用していました。
2000年代以降の地上デジタル放送移行に際し、総務省と各放送局は「長年親しまれたアナログ時代のチャンネル番号を可能な限り尊重する」という方針を採用しました。その結果、関西では毎日放送が「4」を引き継ぎ、読売テレビは長年視聴者に定着していた「10」を地デジのリモコンキーIDとして選択したのです。
同様の理由から、アナログ時代に「5ch」だった北海道の札幌テレビ放送(STV)や、先発局との番号重複を避けた福岡放送(FBS)なども「5」を採用しています。