テーブルマーク冷凍うどんはなぜ旨い?プロが暴くコシの真相と超絶解凍技

テーブルマーク冷凍うどんはなぜ旨い?プロが暴くコシの真相と超絶解凍技

テーブルマーク冷凍うどんはなぜ旨い?プロが暴くコシの真相と超絶解凍技について押さえておきたい 事実を分かりやすく解説いたします。

40代以上の消費者を中心に、今でも「加ト吉の冷凍うどん」と呼ぶ人は少なくありません。歴史を振り返ると、1956年に香川県観音寺市で水産物加工業として創業した加ト吉が、1974年に世界で初めて本格的な冷凍讃岐うどんの量産化に成功したことがすべての始まりでした。

転機が訪れたのは2008年です。日本たばこ産業(JT)グループの完全子会社となり、2010年1月1日付で社名を現在のテーブルマーク株式会社へと変更しました。この際、長年親しまれたカタカナの「カトキチ」ロゴから、食卓に笑顔を届ける意味を込めた「TableMark」ブランドへと刷新されたため、一部の消費者の間では「中身や製法が変わって味が落ちたのではないか」という懸念が囁かれた時期もありました。

しかし、製造現場の担当者や開発陣の証言を検証すると、本質は全く逆であったことが分かります。社名変更後も香川県内のマザー工場を中心とする生産拠点や職人気質の技術者たちはそのまま引き継がれ、むしろ最新の衛生管理システムと先端凍結設備の導入によって、麺の品質安定性は劇的に向上しました。現在では、スタンダードな「さぬきうどん」に加え、包丁切りの乱れ刃まで再現したフラッグシップモデル「丹念仕込み 本場さぬきうどん」を開発するなど、むしろ加ト吉時代を超える進化を遂げています。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。