和食の枠組みを超え、家庭のビストロ風おかずとして注目を集めているのが「柚子釜焼きグラタン」です。果肉をくり抜いた柚子の皮をそのまま器としてオーブンで焼き上げる手法で、見た目の華やかさと濃厚なコクを同時に満喫できます。
作り方の手順は明快です。柚子の上部1/4を水平に切り落とし、スプーンで内側の果肉と薄皮を丁寧にくり抜いて「柚子釜」を作ります。フライパンでエビやホタテ、玉ねぎ、しめじをバターで炒め、小麦粉と牛乳を加えて軽やかなホワイトソースを作ります。ここで白味噌小さじ1と、先ほどくり抜いた柚子果汁小さじ1/2をソースに隠し味として忍ばせるのが最大の秘訣です。
具材入りのソースを柚子釜に流し込み、ピザ用チーズをたっぷりと乗せてトースターや200℃のオーブンで約8〜10分、こんがりと焦ぎ目がつくまで焼き上げます。熱で柚子の皮から染み出た天然のオイルがチーズのミルキーな脂肪分と溶け合い、一口食べるごとに爽やかな柑橘香と濃厚なチーズの旨味が口いっぱいに広がる至極のメインディッシュとなります。