宜保愛子が北海道ロケで封印した怪奇の全貌と霊視の真相

宜保愛子が北海道ロケで封印した怪奇の全貌と霊視の真相

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1990年代に入ると、宜保愛子現象は社会現象化する一方で、強い批判と科学的検証の波にさらされることになります。その急先鋒となったのが、早稲田大学理工学部教授(当時)の大槻義彦氏でした。大槻氏はテレビ番組や著作を通じて、宜保愛子の霊視が事前調査(スタッフによる聞き込みや情報収集)に基づく「ホットリーディング」や「コールドリーディング」であると激しく告発しました。

宜保愛子都市伝説の検証における最大の転換点となったのが、書籍の写真流用問題です。宜保愛子の著書『宜保愛子の死後の世界』(日東書院)において、大槻教授が実験室で人工的に発生させたプラズマ写真が、霊の写真として無断で使用されていた事実が発覚しました。この事件はメディアで大きく取り上げられ、彼女の霊能力に対する信憑性は決定的な打撃を受けることとなりました。

大槻教授側は「オカルトによる科学の歪曲」として糾弾し、出版社側も謝罪に追い込まれました。この騒動を契機に、民放各局は心霊番組の取り扱いに慎重にならざるを得なくなり、宜保愛子自身も徐々に地上波の第一線から身を引くこととなったのです。超常現象バブルの崩壊は、メディアの無責任な持ち上げと切り捨ての歴史そのものでした。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。