数々の伝説を残した浪越徳治郎氏の足跡をたどると、浪越徳治郎 現在はどうなっているのかに関心が寄せられます。徳治郎氏は2000年(平成12年)9月25日午前3時7分、肺炎のため東京都文京区の病院で天寿を全うしました。享年94。大往生を遂げた現在も、その理念は確かな形で受け継がれています。
墓所は、徳川将軍家の菩提寺として知られる東京都文京区小石川の「伝通院(でんづういん)」に建立されています。境内には生前の徳治郎氏が寄贈した、自身の大きな手を模した石碑「指塚」が静かに佇んでおり、全国から指圧師や医療関係者が日夜参拝に訪れ、自らの手指の修練と患者への慈愛を誓う聖地となっています。
そして伝通院のすぐ傍らに位置するのが、徳治郎氏が1940年に創設した「日本指圧専門学校」です。厚生労働大臣認定の伝統校として、現在も息子である浪越和民氏が理事長を務め、世界基準の「SHIATSU」を牽引する専門家を育成し続けています。同校が輩出した卒業生たちは日本国内にとどまらず、欧米をはじめとする世界各地でクリニックを開設し、医療現場やトップアスリートのコンディショニング現場で「Namikoshi Shiatsu」の技術と哲学を実践しています。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
指圧療法は、自律神経の不調や筋緊張に絶大な恩恵をもたらす反面、施術を受ける側の身体状態に応じた適切な見極めが不可欠です。健康管理に指圧を取り入れる際の判断基準を提示します。
▼指圧療法が適している人(積極的な受療が推奨されるケース):
- デスクワークやPC操作による首・肩のこり、慢性的な眼精疲労に悩んでいる人
- 睡眠の質が浅く、朝起きても疲労感が抜けない自律神経失調傾向の人
- オイルや機械による強い摩擦が苦手で、服を着たまま心地よい圧でリラックスしたい人
- 胃腸の働きが鈍く、全身の血行不良や四肢の冷えを根本から整えたい人
▼受療に慎重になるべき人・禁忌とされるケース:
- 骨粗鬆症が進行しており、軽微な外力でも骨折のリスクが高い高齢者
- 急性炎症(患部が赤く熱を持って腫れている捻挫・打撲)、発熱時、感染症の罹患時
- 重度の心疾患、大動脈瘤、進行した悪性腫瘍を患っている人(必ず主治医への事前相談が必要)
- 妊娠初期の不安定期(安定期以降でも専門資格者の適切な配慮が必要)