年末の年越し蕎麦や、お祝いの日の食卓に、家庭で本格的なおかめそばを再現する愛好家も増えています。家庭で作る際、最も重要なのは「具材の下ごしらえの水分管理」と「配置の手順」です。老舗の味に近づけるためのステップを公開します。
【必要な具材(1人前)】
・蕎麦(生蕎麦または乾麺):1人前
・かけつゆ(出汁、醤油、みりんを合わせた江戸前つゆ):350〜400ml
・巻き湯葉(乾燥湯葉を結んで戻したもの、または生湯葉):1個(蝶型に結ぶ)
・干し椎茸の甘煮(じっくり煮含めたもの):1枚
・紅白蒲鉾:各1切れ(厚さ8mm程度にスライスし、端を斜めにカット)
・三つ葉:少々(さっと湯通しして結ぶ)
・花麩、なると、刻み海苔:お好みで適量
【美しく仕上げる調理手順】
ステップ1:具材の精密なスタンバイ
蕎麦を茹で始める前に、すべての具材の水気をしっかり拭き取り、平皿の上に「顔の配置通り」に並べておきます。蕎麦が茹で上がってから具を探していると、麺が伸びてしまいます。
ステップ2:丼を温め、つゆを注ぐ
あらかじめ熱湯を張って温めておいた丼の湯を捨て、茹でたての蕎麦を湯切りして投入します。その上から熱々のかけつゆを静かに注ぎ入れます。
ステップ3:最速の「見立て配置」
丼の奥側に「結び湯葉(髪)」を置き、中央やや上部に「椎茸(鼻)」を据えます。椎茸の左右に「紅白蒲鉾(頬)」をハの字に置き、下部に「結び三つ葉(口)」を配します。仕上げに目の位置に細く切った海苔を添えれば、家庭でも見事な「お多福面」が完成します。