この立像のモチーフとなっているのは、作家・福井晴敏がストーリーを手がけた『機動戦士ガンダムUC』の主役機「RX-0 ユニコーンガンダム」だ。緻密なミリタリー考証と、人間の可能性を信じる重厚なドラマが見事に融合した本作は、宇宙世紀シリーズの正統な系譜として金字塔を打ち立てた。
劇中で描かれた「可能性の獣」という概念は、国境や世代を超えて多くの人々の琴線に触れ続けている。単なるフィクションの兵器としてではなく、希望の象徴としてのメッセージ性を帯びているからこそ、19.7メートルの巨体が放つ存在感には魂が宿っているかのような迫真性が漂う。装甲の隙間から漏れ出る赤い光を見るだけで胸が熱くなるファンが後を絶たないのも頷ける。