シール帳の流行はいつまで?大人の再ブームと平成レトロの終着点

シール帳の流行はいつまで?大人の再ブームと平成レトロの終着点

シール帳の流行はいつまで?大人の再ブームと平成レトロの終着点についての疑問解決ガイドを徹底解説します。

実際の消費現場ではどのような熱狂と課題が起きているのか。編集部が都内のバラエティショップおよび100円ショップの売り場を定点観測し、熱心なユーザーへの聞き取り調査を行いました。

都内の大型バラエティショップの文具担当者は次のように現状を語ります。「2024年から続くシールの売上伸長率は前年比140%を維持しています。特にサンリオ シール帳や復刻版ファンシー柄は、入荷日の午後に棚が空になるケースが珍しくありません。客層の約7割は20代から40代の女性です。ご自身用に購入される方はもちろん、『娘と一緒に集めている』というお母様世代も非常に目立ちます」。

SNSやコミュニティ掲示板で語られるユーザーの生の声にも、現代ならではの動機が色濃く反映されています。

「仕事で精神的にすり減った夜、お気に入りのシールをシール帳の剥離紙に色別に並べ直すだけで、不思議と呼吸が深くなって落ち着く」(28歳・IT関連勤務)
「子どもの頃は1シート300円のシールをねだって怒られた。いま大人になって、セリアやダイソーでリフィルを買い揃え、好きなだけコレクションできるのが最高に贅沢に感じる」(33歳・事務職)

一方で、熱狂の裏でフラストレーションを募らせる声も散見されます。フリマアプリでの転売問題です。限定発売された特殊シールやコラボバインダーが定価の2〜3倍で出品されるケースが後を絶たず、「本当に好きな人が定価で買えない」「争奪戦に疲れてしまった」と吐露するコレクターも少なくありません。この供給体制と転売問題の摩擦が、過熱ブームを冷ます要因の1つになりつつあります。

山田 真由
著者

山田 真由

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