完成した立体コスモスを単体で飾るのも愛らしいが、空間全体の演出として「魅せる」ためには、配置の工夫と色彩設計が欠かせない。秋の壁面飾りをプロのような佇まいに仕上げるには、いくつかの明確なルールが存在する。
まず意識すべきは、色彩のグラデーションだ。純白、薄桜色、マゼンタ、深みのあるワインレッド、さらには珍しいレモンイエローのコスモスをバランスよく混ざり合わせる。同系色のトーン・オン・トーンでまとめると落ち着いた北欧風の雰囲気に、濃淡を効かせると日本の秋晴れを思わせるコントラストが生まれる。
台紙や壁面に固定する際は、すべてをベタ貼りにせず、裏面に厚みのある両面テープやウレタンフォームを挟むのがコツだ。花ごとに高低差(段差)をつけることで、壁面全体に本物のコスモス畑のような奥行きと陰影が立ち現れる。ラッピングのワンポイントとして小箱に添えれば、贈られた相手が思わず息をのむ特別なギフトパッケージが完成する。