なぜ、これほどまでに海外映画祭や海外の製作者たちが彼女に惹きつけられるのか。その背景には、台詞に依存しない「顔の説得力」と、キャラクターのバックボーンを一瞬で感じさせる圧倒的なリアリティがある。アジアの若手女優の中でも、静の芝居で画面を支配できる存在は稀有だ。
すでにヨーロッパの映画関係者の間では、彼女の過去作が再評価されている。言語のハンディキャップを感じさせない身体的アプローチと、徹底した役作りへの執着。ハリウッドや欧州のインディペンデント映画界からのオファーが絶えないのも、ごく自然な流れと言えるだろう。