『女王の教室』いじめっ子役から朝ドラ主役へ!伊藤沙莉の原点と現在

『女王の教室』いじめっ子役から朝ドラ主役へ!伊藤沙莉の原点と現在

『女王の教室』いじめっ子役から朝ドラ主役へ!伊藤沙莉の原点と現在の要点を丁寧に掘り下げてご紹介します。

ドラマ『女王の教室』における伊藤沙莉の役柄は、阿久津真矢が担任を務める6年3組の児童・田中桃子役です。クラス内での立ち位置は、リーダー格の女子生徒グループに追従しながら、主人公・神田和美(志田未来)に対する無視や陰口、私物の隠蔽などに加担するリアルないじめ役でした。

彼女が演じた田中桃子は、単なる「記号的な悪役」にとどまりませんでした。阿久津真矢による厳しい支配と連帯責任のプレッシャーに怯え、「自分が標的になりたくない」という自己防衛からいじめに加わる小学生特有の残酷さと弱さを、目線の泳ぎや乾いた笑い声ひとつで見事に体現していたのです。

特に視聴者の間で語り草となっているのが、第2話から中盤の第6話にかけて描かれた教室内のヒエラルキー描写です。周囲の空気を敏感に察知して標的を切り替える狡猾さや、教室の隅でひそひそ話をする自然体の演技は、演出の手を離れて「本物の小学生のいじめ現場を覗き見ているようだ」とPTAや視聴者から大きな反響と抗議が寄せられるほどでした。当時11歳だった伊藤沙莉のハスキーボイスと鋭い眼光は、すでに他の子役とは一線を画す凄みを帯びていました。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。