ロッジが位置する東川町は、上水道が存在せず、全町民が地下水で生活するという全国的にも珍しい自治体だ。東川町役場は長年にわたり、写真の町としてのまちづくりや、景観を守る厳格な建築基準、さらに自然エネルギーの活用推進など、先駆的な環境保全政策を展開してきた。
地域全体で自然資源を守り育てる姿勢が、この宿の佇まいにも深く影響を与えている。水質保全のための配慮やゴミの持ち帰り運動など、過度な開発を避けた持続可能な運営が貫かれているのだ。観光地化されすぎない静けさが守られているのは、行政と民間、そして地域住民が一体となった地道な努力の賜物と言える。