SNSや大手知恵袋などのQ&Aプラットフォームをリサーチすると、英語学習者の疑問と評判において、 corner周辺の言い回しに関する質問が何年も繰り返し投稿されている現実が浮かび上がります。寄せられた数百件の投稿を分析すると、学習者がつまずくポイントは主に3つの盲点に集約されます。
第1の盲点は「学校教育で教わる規範英語と、米英の実態格差」です。日本の検定教科書では伝統的に「at the corner」が標準構文として提示されることが多く、留学や海外赴任で渡米した学習者が現地で「on the corner」ばかりを耳にして「習った英語が間違っていたのか」とショックを受けるケースが後を絶ちません。コーパス言語学のデータでも示されている通り、現代アメリカ口語においては街角の店舗や事象を語る際、およそ7割近いシェアで「on」が選ばれる傾向が確認されています。
第2の盲点は「of構文が接続したときの混乱」です。「on the corner of 5th Avenue and 42nd Street」のように交差する通りの名前が明示されると、どちらの前置詞を使うべきか迷いが生じます。この場合、アメリカでは「on the corner of」、イギリスでは「at the corner of」が選ばれやすいという地域差はあるものの、実質的にはどちらを用いてもネイティブに通じます。過剰に文法的な正誤を気にするあまり、会話のテンポを損ねてしまう学習者が目立ちます。
第3の盲点は「精神的な追い詰められ感を意味する慣用句」との混同です。「backed into a corner(追い詰められる)」のように、心理的な行き止まりを語る場面では「in」や「into」が結びつきます。物理的な街角の物理描写と感情表現のメタファーが頭の中で交錯し、アウトプットの瞬間にフリーズしてしまう現象が頻発しています。