超大陸パンゲア分裂の真相!2億5000万年後の地球と日本列島の運命

超大陸パンゲア分裂の真相!2億5000万年後の地球と日本列島の運命

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今日でこそ大陸が動くことは科学の常識ですが、この真実に最初に挑んだドイツの気象学者アルフレート・ウェゲナーが歩んだ道は、激しい批判と受難の連続でした。1912年、ウェゲナーは大陸移動説とウェゲナーの仮説を発表し、大西洋を挟んだ南米とアフリカの海岸線の類似、古生物化石(メソサウルスやグロッソプテリスなど)の分布の一致、さらには太古の氷河擦痕の連続性を根拠に、「かつて地球上の大陸は『パンゲア』と呼ばれる一つの塊だった」と主張しました。

しかし、当時の地質学会はウェゲナーの説を冷酷に拒絶しました。当時の物理学では「なぜ巨大な花崗岩の大陸が、硬い玄武岩の海底を突き破って進むことができるのか」という「大陸を動かす駆動力」を説明できなかったためです。学会から異端児扱いされたウェゲナーは、自らの仮説を証明するためのグリーンランド探検の途上、1930年に遭難し、真実の証明を見届けることなく50歳で命を落としました。

ウェゲナーの死後、事態が劇的に動いたのは第二次世界大戦後の1950年代から1960年代にかけてです。潜水艦ソナーによる全海洋底の探査が進み、中央海嶺と呼ばれる大海底山脈や、海底の地磁気が縞模様を描いて逆転している現象が発見されました。これにより、海底プレートが海嶺で新しく生まれ、海溝へと沈み込んでいるという「海洋底拡大説」が確立。ウェゲナーが説明できなかった原動力は、大陸そのものが動くのではなく「地球表面を覆う十数枚の岩盤(プレート)が、マントルの熱対流に乗ってベルトコンベアのように移動している」というプレートテクトニクス理論の仕組みへと昇華され、半世紀の時を経てウェゲナーの名誉は完全に回復されたのです。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。