モデル出身の若手タレントが映像作品に進出する際、往々にして直面するのが「演技力に対する厳しい世間の視線」です。しかし、林芽亜里に関してはこのハードルを最初のハードルで見事にクリアした稀有な例と言えます。
ドラマ初挑戦にして初ヒロインを務めた『先生さようなら』の現場において、彼女が見せたのは新人離れした「引き算の演技」でした。心情を大げさにセリフや身振りで表現するのではなく、視線の揺らぎや言葉を飲み込む瞬間の息遣いで感情を語る手法は、演出陣からも高い評価を獲得しました。当時のインタビューで彼女自身も「言葉にしていない時間の気持ちをどう伝えるかを大切にした」と述懐しており、感覚だけに頼らない緻密な役作りの姿勢がうかがえます。
視聴者やドラマ批評家の間でも、彼女の演技に対する評判は概ね好意的です。「セリフが自然で、作られた感じがしない」「画面に映るだけで物語に説得力が生まれる」といった声が多く寄せられており、華やかなルックスに甘んじない表現者としての資質が早くも証明されています。