試験でよく仕掛けられるトラップが、サバナ気候(Aw)と乾燥帯のステップ気候(BS)の混同です。どちらも「雨が少ない時期がある」という共通点を持つため、降水量のグラフだけを見て誤認するケースが後を絶ちません。
両者を見分ける確実な手順は次の2点です。
第1に、年間総降水量の絶対値を比較します。サバナ気候は乾季があるものの雨季にまとまった雨が降るため、年間降水量は一般に1,000mm前後まで達します。一方、乾燥帯のステップ気候は年間降水量が250mm〜500mm程度しかありません。
第2に、冬の気温を確認します。サバナ気候は熱帯であるため最寒月でも18℃以上を維持しますが、ステップ気候は中緯度地域にも広く分布するため、最寒月が18℃未満に下がる都市が数多く存在します。まずは気温で熱帯かどうかを確定させ、その後に総降水量を見るという2段階チェックを徹底してください。