バイオベンチャーへの投資は、製造業やIT企業への投資とは根本的に異なる。売上や利益といった既存の財務指標ではなく、「夢」や「将来の承認」という不確実な未来に資金を投じるからだ。
長年にわたりアンジェス株を保有し続ける、いわゆる「ホルダー」と呼ばれる投資家たちは、単なる利益追求を超えた個人的な思い入れを抱いているケースが少なくない。「日本の創薬技術を守りたい」「難病の患者を救いたい」という高い理念に賛同して購入した投資家ほど、株価低迷時の裏切られた感は強く、それが掲示板での過激な投稿へと繋がっている。
一方で、短期的な株価の波を狙うデイトレーダーや空売り筋も大量に流入している。双方の論理が正面衝突するため、議論はしばしば平行線をたどり、感情的な煽り合いへと発展してしまうのだ。