超高層ビルが林立する武蔵小杉とは一線を画し、ここでは低中層のクオリティ・オブ・ライフ(QOL)を重視した開発が主流だ。建物の高さを制限し、空の広さを確保する設計が取り入れられている。人工的なコンクリートジャングルにするのではなく、既存の生産緑地や用水路跡を活かしたバイオフィリックデザインが随所に見られる。
街区の中心には、住民が自由に使えるコミュニティガーデンやシェアオフィスが配置された。平日はリモートワークに励み、休日は土に触れる。そんな二面性を持ったライフスタイルが、ここでは当たり前の日常になろうとしている。過度な商業化を避け、生活の質を担保する試みが続く。