ファンや関係者が最も危惧していたのは、退院後の心臓機能の低下や、不整脈などの後遺症の有無でした。心筋炎は炎症が鎮火した後も、心筋組織の一部が線維化してポンプ機能が落ちたり、激しい運動時に不整脈を誘発したりするリスクが常に付きまといます。
しかし、志尊淳は医療チームの指導を忠実に守り、徹底したメディカルチェックをパスしながら段階的に現場へ復帰しました。復帰後の足跡は目覚ましく、2023年にはNHK連続テレビ小説『らんまん』で主人公・槙野万太郎の生涯の相棒である竹雄役を熱演。全国規模のロケや長期間にわたる過酷な撮影スケジュールを一切の遅滞なく完走し、視聴者から絶賛を浴びました。さらに同年秋のTBS金曜ドラマ『フェルマーの料理』では、圧倒的な存在感を放つ若き天才シェフ・朝倉海役を演じ、ダイナミックなアクションや調理シーンを堂々とこなしています。
2026年現在の健康状態について、所属関係者や取材陣の証言を総合すると、心機能は発症前と変わらない極めて良好な数値を維持しています。定期的な心エコーやホルター心電図検査を継続しつつ、ハードなジムトレーニングや長時間の舞台稽古も精力的に消化しており、医学的にも「完全寛解」の状態でキャリアの黄金期を謳歌しています。