レビューサイトやSNS、ネット掲示板に投稿された利用者の生の声をつぶさに分析すると、絶景への感嘆とともに、現場で直面した過酷な現実についての訴えが数多く見受けられます。
大手クチコミサイトの投稿検証では、「人生で一度は見るべき素晴らしい青さだった」「船長のガイドがユーモアたっぷりで楽しめた」という肯定的な評価が8割以上を占める一方、低評価の主たる要因は「猛烈な船酔い」と「寒さへの備え不足」に集中しています。
「外洋に出た途端、ジェットコースターのように船が上下に揺れた。洞窟に着く頃には吐き気で目を開けていられず、肝心の青い海をろくに見られないまま港へ引き返すことになった」(20代女性・旅行者レビューより要約)
オープンボートは波の衝撃をダイレクトに受けるため、遊園地のアトラクション以上の揺れが生じます。特に洞窟内部では、狭い空間で波が乱反射して不規則な横揺れが発生するため、三半規管が刺激されやすくなります。船酔いを防ぐためには、乗船の30〜60分前にアネロンなどの持続性酔い止め薬を服用しておくことが実質的な必須条件です。「自分は普段乗り物酔いをしないから大丈夫」という過信は、外洋の荒波の前では通用しません。
服装と持ち物についても、都市部の感覚を捨て去る必要があります。夏季の札幌市街地が気温30度を超える猛暑日であっても、海上の体感温度は15〜18度前後まで急低下します。吹き抜ける潮風と水しぶきが体温を容赦なく奪うため、以下の装備を整えておくことが推奨されます。
- ウィンドブレーカー・撥水パーカー:風を通さず、多少の水しぶきを弾くナイロン系上着は盛夏でも必須。
- 滑りにくいスニーカー:濡れた船上デッキや桟橋は滑りやすく、ヒールや脱げやすいサンダルは乗船拒否の対象となる場合がある。
- 落下防止ストラップ付きスマホケース:岩肌の至近距離で撮影する際、突発的な揺れによるスマートフォンの海中水没事故が頻発している。
- 酔い止め薬・メガネ拭き:潮風でレンズが白く曇るため、視界を確保するクロスがあると重宝する。