地上波放送をテレビ本来の操作感(リモコンのチャンネル番号を押して一瞬で切り替わる使い勝手)で楽しみたい場合、選択肢は「光回線テレビ(光テレビ)」か「室内アンテナ」に絞られます。
NTTのフレッツ光やドコモ光、ソフトバンク光などのコラボ回線で提供されている「フレッツ・テレビ」、あるいは「ひかりTV」などのサービスを利用すれば、アンテナを立てることなく光ファイバー経由でクリアな地上波・BS放送を受信できます。月額数百円から千数百円程度のオプション料金が発生しますが、台風や大雨などの悪天候でも映像が乱れず、外観を損ねない点が戸建て購入層から高い支持を集めています。
一方で、最も低予算で完結するのが室内アンテナの導入です。家電量販店やECサイトで2,000円〜5,000円程度で購入できる薄型ペーパーアンテナやブースター内蔵型アンテナを窓際や壁面に設置し、テレビ背面のアンテナ端子に直結するだけで電波を拾うことができます。
ただし、室内アンテナの成否は「設置場所の電波強度」に100%依存します。最寄りの送信所(電波塔)から距離が離れている地域や、高層ビル群の影、鉄筋コンクリート造(RC造)のマンションの奥まった部屋などでは、電波が届かず全く映らないケースも珍しくありません。事前に一般社団法人放送サービス高度化推進協会のマップなどで自宅が「強電界地域(電波塔から約10〜15km圏内)」にあるかを確認することが必須条件となります。