遠野なぎこさんとアルコールの関係を紐解く上で、切り離せないのが15歳頃から患っている摂食障害の存在です。食べ物を口にできない「拒食」と、抑えきれずに詰め込んでしまう「過食嘔吐」のサイクルに長年苦しめられてきました。
精神的なプレッシャーや孤独感から逃れるため、いつしかお酒の力を借りるようになったと明かされています。しらふでは耐えきれない不安やフラッシュバックをかき消すためにお酒を飲み、それが原因でさらに食生活が乱れるという悪循環に陥っていきました。
単なる「お酒好き」の枠を超え、精神的なセルフメディケーション(自己治療)としてアルコールに頼らざるを得なかった背景には、彼女が背負ってきた過酷な人生の重みがありました。