週刊誌やSNSで華々しく取り上げられるLINE流出ですが、情報を漏洩させた人物やそれを拡散した者が背負う法的リスクは極めて深刻です。単なる「ゴシップのタレコミ」では済まされない明確な違法性が存在します。
まず、他人のスマートフォンを無断で操作してパスコードを解除したり、PCから不正にログインしてデータを取得した場合、不正アクセス禁止法違反や私電磁的記録不正作出・同供用罪などの刑事罰に問われる可能性があります。また、他人の私的なやり取りを第三者に公開する行為は、刑法第230条の名誉毀損罪に該当し、3年以下の懲役もしくは禁錮、または50万円以下の罰金が科される対象です。
さらに民事上においても、プライバシー侵害および肖像権侵害に基づく損害賠償請求の対象となります。タレントがCM契約を打ち切られたり、出演番組を降板するなどの実損害が発生した場合、流出元となった個人に対して数千万円規模の賠償請求訴訟が提起されるリスクも現実味を帯びています。「暴露してすっきりしたい」「小遣い稼ぎがしたい」という一時の感情に対する代償は、個人の人生を破滅させかねないほど重いものです。