真矢みきの革新的な姿勢は、すべてのファンに手放しで歓迎されたわけではありませんでした。当時のファンクラブ関係者の証言や、ネット上のアーカイブに残る声を検証すると、熱狂と困惑が入り混じった複雑な反応が確認できます。
伝統的な様式美を愛する古参ファンからは、「宝塚の品格を壊している」「男役が女性の帽子を被るなど言語道断」といった厳しい批判が投書などで寄せられました。しかし一方で、ライト層や若い女性ファンからは「初めて宝塚の男役を本気でかっこいいと思った」「舞台の枠を超えたロックスターのようだ」と爆発的な支持を獲得。結果として、宝塚歌劇団に新たな客層を大量に呼び込む契機となったのです。