SNSや知恵袋などのコミュニティフォーラムを定点観測すると、「iPhoneを最新機種に変更した直後からメールが届かない」「設定アプリのどこを探してもキャリアの文字が見当たらない」といった悲鳴のような書き込みが連日投稿されています。あるユーザーは取材に対し、「役所のWeb申請フォームでメールアドレスの入力を求められたが、普段LINEしか使っていないため思い出せず、制限時間切れで最初からやり直す羽目になった」と苦い経験を打ち明けてくれました。
専門窓口に寄せられる相談の中で、特に割合が高いiPhoneメアド表示されない理由の上位は以下の3点に集約されます。
第1に「キャリアの初期設定プロファイルがインストールされていない」ケースです。端末のクイックスタート等でデータ移行を完了させても、通信事業者のセキュリティプロファイルだけは手動で再インストールが必要となる仕様を失念している利用者が目立ちます。
第2に「設定アプリ内のメールアカウント同期が意図せずオフになっている」トラブルです。「設定」>「アプリ」>「メール」>「アカウント」へと進み、該当のアカウントを選択した際、「メール」のトグルスイッチが緑色(オン)になっていなければ、メールアプリ内にフォルダもアドレスも一切現れません。
第3に「マイカードの未登録」です。Android端末からiPhoneへ乗り換えたばかりのユーザーに多く見られますが、iPhoneはSIMカードを挿入しただけでは連絡帳の最上部に自分のメールアドレスを自動生成しません。自らの手でマイカードにメールアドレスを追加登録するワンステップを踏まなければ、システムはそれを「自分のアドレス」と認識しない構造になっています。