ゆりやんが45kgの減量に成功した直後、再び大幅な増量に踏み切った最大の転機が、2024年に世界配信され大ヒットを記録したNetflixシリーズ『極悪女王』への主演決定でした。女子プロレス界の伝説的ヒールであるダンプ松本役を演じるため、彼女は約28kgの増量を敢行したのです。
当時、多くのメディアが「せっかく痩せたのにもったいない」と報じましたが、彼女自身の覚悟は並大抵のものではありませんでした。当時のインタビューや公式会見で彼女は次のように語っています。
「痩せたことよりも、この役を全力で演じきることの方が何倍も重要でした。中途半端な体型でリングに立つわけにはいかないという一心でした」
プロレスラー特有の重厚なぶつかり合いを再現するため、ただ単に高カロリーなジャンクフードを食べるのではなく、アスリート専門の栄養士とトレーナーの徹底管理のもと、タンパク質と複合炭水化物を中心に摂取し、筋力トレーニングと並行して肉体をビルドアップしていきました。この過酷な増量プロセスこそが、世間に「リバウンドした」と印象づけた決定的な要因です。