菅井きんの波乱と栄光|ムコ殿秘話からギネス記録・死因の真相まで

菅井きんの波乱と栄光|ムコ殿秘話からギネス記録・死因の真相まで

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数え切れないほどの映画やドラマで助演を務め、伊丹十三監督の映画『お葬式』(1984年)では第8回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞するなど、すでに名脇役としての評価を不動のものにしていた菅井きん。そんな彼女がキャリアの集大成として挑んだのが、2008年公開の映画『ぼくのおばあちゃん』でした。

この作品で菅井は、82歳にして映画単独初主演を務めました。映画の公開に伴い、「世界最高齢での映画初主演女優(Age of oldest film actress in a leading role)」としてギネス世界記録に公式認定されたのです。長年にわたり主役を支える立場を貫いてきた職人肌の女優が、傘寿を越えて手にした世界的な栄冠は、国内外のメディアで大きく報じられ感動を呼びました。

ギネス認定の記者会見で菅井は、「脇役をずっとやってまいりましたので、主役のお話をいただいた時は本当に驚きました。長生きはしてみるものですね」と、控えめながら茶目っ気あふれる笑顔で喜びを口にし、同年代のシニア層をはじめ多くの人々に勇気を与えました。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。