夜間取引で株価が急動意付いた直接のトリガーとなったのが、大引け後に開示された川崎重工の決算発表です。事前に公表されていた決算発表日程に合わせて市場の期待が高まっていた中、開示された数字とガイダンスが市場コンセンサスと激突しました。
特に焦点となったのが、航空宇宙システム部門および防衛関連事業の採算性と、通期見通しにおける川崎重工の業績上方修正(あるいは市場期待に届かなかった要因)の有無です。民間航空機エンジンの回復ペースや為替前提の修正、原材料コストの転嫁状況が精査される中、営業利益の進捗率に対して強弱入り混じる見解が交錯しました。一部で懸念された一過性費用の計上やプロジェクトの進捗遅延が株価急落の理由として警戒される一方、中長期の受注残高の積み上がりを好感する買いも入り、激しい綱引きが繰り広げられています。