国立競技場の座席見やすさと混雑回避ルートを現地徹底取材で完全解説

国立競技場の座席見やすさと混雑回避ルートを現地徹底取材で完全解説

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国立競技場は単なる競技施設にとどまらず、現代日本を代表する建築遺産としての側面を色濃く持っています。建築家の隈研吾氏らによって手掛けられたデザインコンセプトは「杜のスタジアム」。明治神宮外苑の緑豊かな自然環境と調和させるため、47都道府県から調達された地域産のスギやカラマツなどの木材が「軒庇(のきびさし)」に巧みに配置されています。外周の軒庇は日本の伝統的な木造建築の知恵を取り入れており、自然の風をスタジアム内へと引き込み、夏場の熱気を上方へ逃がすエコロジカルな気流制御システムを実現しています。

この建築の深奥部を体感できるのが、公式サイト等で予約を受け付けている「スタジアムツアー」です。普段は立ち入ることのできない選手ロッカールームやウォーミングアップエリア、ピッチサイドのトラック、さらには表彰台の追体験など、プレミアムな体験が提供されており、国内外の観光客から高い満足度を獲得しています。

また、スタジアム観戦を彩るコンコースの飲食売店・グルメ情報も進化を遂げています。1層から3層まで各ゲート付近に配された売店では、定番のスタジアムグルメ(唐揚げ、ホットドッグ、ビール)に加え、有名シェフ監修のコラボ弁当や、全国各地のご当地グルメをフィーチャーした限定メニューが展開されています。場内の全売店で完全キャッシュレス決済が標準化されており、現金を扱わないスピーディーな会計処理によって、ハーフタイムの待ち時間を大幅に短縮する試みが定着しています。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。