舞台となったのは2003年8月、愛知県名古屋市の特設ロケ現場。テレビ朝日と石原プロモーションがタッグを組み、かつてのお茶ノ水を沸かせた伝説の刑事ドラマを現代に蘇らせる超大型プロジェクト『西部警察 SPECIAL』の撮影中の出来事だった。
大勢のファンや見物客が固唾をのんで見守るなか、劇中車がコントロールを失い、ギャラリーの列へダイレクトに突っ込むカースタント事故が発生。複数の怪我人を出す大惨事となり、現場の静寂は一瞬にして悲鳴へと変わった。制作陣の安全対策や現場仕切りの甘さに批判が殺到し、作品の放送延期と撮影の中断という前代未聞の事態へ発展した。