時計の針を2006年7月に戻そう。東京・世田谷の路上で、中村獅童が運転する乗用車が信号無視で警察官に制止された。事態はそれだけで終わらなかった。酒気帯び運転の疑いがかかったその車の助手席に同乗していたのが、当時NHK朝の連続テレビ小説『オードリー』のヒロインを務めるなど、清純派として売れっ子だった岡本綾だったのだ。
この事実は瞬く間に世間を駆け巡り、ワイドショーは連日このニュースで持ちきりとなった。単なる交通違反ではない。中村は前年に女優の竹内結子と結婚し、第一子が生まれたばかり。まさに「誰もが羨む幸せの絶頂」にいるはずの時期だった。そこに降って湧いた不倫疑惑と同乗の事実は、世間に計り知れない衝撃を与えた。