なぜグループは活動休止ではなく「解散」を選んだのか。当時、ネット上では様々な憶測や噂が飛び交った。コロナ禍におけるライブ活動の制限、グループ内での方向性の模索、急激なエンタメ業界の変化。しかし、関係者の証言や当時の取材記録を紐解くと、より深い「アーティストとしての矜持」が見えてくる。
男女混合グループという唯一無二のバランスは、双方の魅力を最大限に引き出す反面、個々のキャリア形成において高度な選択を迫られる瞬間を生む。中途半端な活動を続けるくらいなら、最も輝いている瞬間に幕を閉じ、個々の表現者として羽ばたくべきだ。メンバー全員とスタッフが何度も膝を突き合わせて重ねた議論の末に出した答えが、あの決断だった。妥協を許さないプロ意識が生んだ「前向きな解散」だったのだ。