毎晩のように夢を見る現象の背後には、時に専門的な医療介入を要する病態が隠れていることもある。
代表的なのが「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」や「レム睡眠行動障害」だ。無呼吸による酸素欠乏で脳が断続的に覚醒すると、レム睡眠の途中で目覚めるため、直前まで見ていた夢を強烈に記憶することになる。また、夢の中の動作に合わせて実際に体を動かしたり、大声を出してしまう場合は、神経系の精密検査が必要となるケースが多い。
週に何度も金縛りに遭う、あるいは日中に突如として耐えがたい眠気に襲われる場合は、過度なストレスや体質と片付けず、睡眠専門医のドアを叩くべきだ。