全国放送のバラエティ番組において、月亭方正の現在の姿を目にする機会は、事実上『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』に限定されています。この状況から、一部の視聴者の間では「テレビから消えたのではないか」という憶測が飛び交いました。しかし、この露出の変化には明確な必然性があります。
最大の要因は、活動の主軸を「東京のひな壇バラエティ」から「大阪・上方落語の定席および関西圏の放送局」へと完全にシフトさせた点にあります。所属事務所の吉本興業関係者や演芸関係者の証言によると、方正は40代以降、刹那的な瞬発力が求められるスタジオ収録よりも、自らの腕一本で観客と対峙する高座に時間を割くスケジュール編成を徹底しています。
実際、現在の方正は月亭方正 関西レギュラー番組として『朝パラS』(読売テレビ)をはじめとする情報バラエティやラジオ番組に継続出演しており、関西圏での認知度・好感度は極めて高い状態をキープしています。つまり、月亭方正 テレビで見ない理由の正体は、芸能界からのフェードアウトではなく、自らの意志による「主戦場の最適化」なのです。
なお、長年の代名詞である月亭方正 ガキ使 出演状況については、現在もレギュラーメンバーとしての出演を継続しています。大晦日の年越し特番が休止となって以降も、通常放送のロケ企画や対決企画において、ダウンタウンやココリコとの絶妙なアンサンブルを披露。「落語家・月亭方正」としての厳格な一面と、「芸人・山崎邦正」としての無邪気なリアクションを両立させる唯一無二の立ち位置を堅持しています。